【ポピュラー文化の余白:2026-04-25】二瓶有加の素晴らしい「ひどさ」、I.O.I再結成、柚木麻子の意思表示
今日から、毎週土曜日にこの連載「ポピュラー文化の余白」を始めます。内容は、単なるポピュラー文化の時評です。
現在もNHKラジオ『Nらじ』で「カルチャー深読み」というコーナーを月1回やっているのですが、もっと時評的・短評的に書き綴っていこうと思っています。2020年には1年間、共同通信で月一で「エンタメジャーナル」と題した連載をしたのですが、すぐにコロナ禍に入ってしまい、とにかくネタがありませんでした。結局、不完全燃焼のまま終わってしまいました。今回の連載は、そのリベンジの意味も込めています。
ただ、なにより自分が興味を持っているコンテンツをもっと多くのひとに簡単に知ってもらいたいというところがあります。
というわけで、今週のラインナップは以下です。
YouTube『佐久間宣行のNOBROCK TV』「【深夜3時?】福留光帆&二瓶有加 20イジリ&20飲み会チャレンジ」(4月18日公開)
I.O.I、10年目の再結成
フジテレビ系『銀河の一票』(月曜22時)
NHK総合『ドキュメント72時間』「池袋"チャイナタウン"のフードコート」(4月17日放送)
柚木麻子さん、『BUTTER』版権を新潮社から河出書房新社へ
◇ 二瓶有加の素晴らしい「ひどさ」──『佐久間宣行のNOBROCK TV』
先月から『Yahoo!ニュース エキスパート』のほうで「『佐久間宣行のNOBROCK TV』が生んだ新星」という連載を続けています。今週、5人目の福留光帆さんの記事を発表したところです(止まらない、福留光帆のホームラン──『佐久間宣行のNOBROCK TV』が生んだ新星5(2026年4月22日))。福留光帆=ブライアント説、仰木彬=佐久間宣行説を唱えたのですが、おじさんの読者には伝わったようで良かったです。
実は、中西太打撃コーチ=前川ディレクター説、藤井通訳=渡辺マネージャー説まで準備していたのですが、構成上、泣く泣くカットしました。中西コーチは、バッティング練習でブライアントが柵越えするたびに「マネー!」と叫んだそうです。試合でホームラン打てば、金になるぞ、とハッパかける意味で。これ、ボートレース場で福留さんが賭けた10倍の舟券をこそこそ買いに行くなどしながら福留さんを撮影していた前川さんと重なりますよねー。
中西太さんと仰木彬さんの関係も面白いんですよ。もともと西鉄ライオンズの同僚なんですが、実は中西さんのほうが仰木よりも2歳年上。そして中西さんは西鉄の選手兼監督になるのですが、仰木さんは当初は選手で、その後コーチになるんです。後に近鉄とオリックスでは仰木さんが監督で中西さんがコーチですが、この頃は立場は違ったんですね。中西さんは自分が監督に向いてないことを自覚して、それで打撃コーチに専念して、若松勉さんや掛布雅之さん、そしてブライアントやイチローを育てるわけです。
今回はブライアントについて調べなくきゃいけないので、そういうことまで調べたんですが、ブライアント個人については思ったほどいい情報がありませんでした。なので、区立図書館に行って、スポーツ雑誌『Number』の仰木監督&星野仙一監督特集を読みましたが、これも記事としては充実しているもののブライアントの記述は薄い。
なので、本屋に行き仰木監督や近鉄バファローズの本を5、6冊ほど立ち読み。しかし、これらもブライアントの記述が薄いんですよね。やっぱり外国人選手だから、あまり濃い取材がされてないっぽいんですよ。
うーん、これは国会図書館に行くしかないかなぁ──と思ったところで、はっと気づきました。これ福留さんの記事であって、ブライアントの記事じゃないってことに(笑)。なので、さすがに行っていません。まぁただ、あの福留さんの記事を書くためにいちばん使った労力はブライアントのところだったという(笑)。
さて、先週その福留さんと、連載3回目に取り上げた二瓶有加さんがペアで出演した動画「【深夜3時?】福留光帆&二瓶有加 20イジリ&20飲み会チャレンジ」(4月18日公開)が公開されたのですが、これが抜群に面白かった。すでに4回ほど観てしまいました。
これは、シソンヌの長谷川忍を福留さんがいじり、二瓶さんが飲み会ノリを続ける企画です。ところが冒頭のトークで福留さんが「ちょっと失恋しそうで……」と突然涙声(笑)。そのぶん二瓶さんがカバーに回ろうとハッスルしたと思うのですが、もう異常なノリなんですよ。途中から明らかに福留さんが引くほどの大暴れ。終了後、福留さんが「ひどい」と言ってましたが、私もそう思いました。これはひどい(笑)。でも最高の褒め言葉です。
私は、キム・ジウン監督の韓国映画『悪魔を見た』が好きなんです。2010年のイ・ビョンホン主演の映画。これをはじめて観たときも、「ひどい映画だ(笑)」と思いました。でもね、素晴らしいんです。数年前に雑誌の「マイベスト韓国映画5本」選ぶ企画に答えたのですが、そこにも入れました。