【ポピュラー文化の余白:26-05-08】細木数子とNetflix、秋山×友近の即興コント、K-POP・BPM150超の潮流

細木数子にNetflixの意義を読み、秋山×友近の即興コントにむき出しの才能を見て、加速するK-POPに流行の連鎖を読む──週に一度、ポピュラー文化の余白を覗く短評集です。
松谷創一郎 2026.05.08
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◇ Netflix『地獄に堕ちるわよ』──地上波が扱えない題材

 『地獄に堕ちるわよ』は最後まで一気に観てしまいました。全9話。思った以上に面白かったです。『Yahoo!ニュース エキスパート』でさらっとレビューを書きました。

 私は細木数子のことをあまり知らなかったので、その分、素直に楽しめたところはあります。構成面では後半にガラッと展開が変わるのが効いていて、そこの面白さは確実にあります。

 Netflixが日本で手がける作品の傾向として、『全裸監督』の村西とおる(AV監督)、『極悪女王』のダンプ松本(女子プロレスラー)という流れがありますが、細木数子はさらに芸能界と深く絡んでいたぶん、地上波テレビが手を出せない題材でもあります。それをNetflixが扱う意義は確かにありました。

 惜しいのは、社会批評性がやはり弱かったところです。もっと深くいける可能性は大いにあったにもかかわらず、行ききれなかった。韓国ドラマならそこはしっかりえぐるんだけどなぁと思って観ました。これは日本の作品を観ていてよく感じることなのですが。

 もちろんそれでも十分に楽しめました。島倉千代子との関係など知らないことが多く、興味深く見ました。そして島倉千代子を演じた三浦透子さんは、歌も含めて、やはり憑依系の俳優だとあらためて強く思わせられる作品でした。素晴らしい。

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