【Column】才能(talent)を見つめること──『佐久間宣行のNOBROCK TV』連載を続けている理由

連載「『佐久間宣行のNOBROCK TV』が生んだ新星」の背景を綴るコラム 。なぜバラエティに向き合い、若手の才能を見つめるのか 。番組の魅力と、執筆した理由を明かします 。
松谷創一郎 2026.05.06
読者限定

連載を始めたきっかけ

 3月末から、『Yahoo!ニュース・エキスパート』のほうで、「『佐久間宣行のNOBROCK TV』が生んだ新星」と題した記事を連載しています。現在6回まで続いています(今週はGWなのでお休み)。イントロダクション記事を含めたラインナップは以下です。

 ふだん私はドラマや映画について書くことが多いですが、これはバラエティ番組です。それにはきっかけがありました。

 今年1月、こたけ正義感さんのスタンドアップコメディ『弁論』の動画がYouTubeで公開され、話題を呼びました。年末のイベントを収録したもので、年初に私はウェブメディアの『CINRA』から執筆依頼を受けました。そして記事を書いたのです。社会問題を扱っているコントなので、けっこう真面目にその背景を解説しました。しかも静かに怒っています(「こたけ正義感『弁論』が話題に。生活保護も扱う「下から上」のお笑いの画期性」2026年1月30日/『CINRA』)。

 ただ、このことがあって、ふだんの自分があまり書かないお笑いやバラエティのにあらためて向き合ってみようと思いました。そこで真っ先に頭に浮かんだのが『佐久間宣行のNOBROCK TV』でした。水曜と土曜に配信される動画を毎回欠かさず観ていて、過去の動画もさかのぼって楽しんでいたのです。得意分野ではないけれど、自分が楽しんでいるコンテンツとちゃんと向き合ってみよう、と。

 これまでお笑いやバラエティ番組については、志村けんさんが亡くなったときに長い記事を書き(「志村けんさん、ドリフの笑いとは何だったのか。『8時だョ!全員集合』で考える」2020年5月1日/『ハフポスト日本語版』)、過去には、2000年に上京直後の千原兄弟にインタビューしたことはありますが、あまり多くはないです。芸人さんとは、番組でいっしょになることのほうが多いです。

 現在やっている連載は、「『佐久間宣行のNOBROCK TV』が生んだ新星」というタイトル通り、番組から生まれた女性タレントをひとりずつ取り上げ、その振る舞いと背景を描きながら、番組の魅力を考えることです。番組を知らないひとは、以下にオススメのひとつを紹介しておきますので、お暇なときにでも観てみてください。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、3308文字あります。

すでに登録された方はこちら

読者限定
【ポピュラー文化の余白:26-05-08】細木数子とNetflix、秋...
読者限定
【ジャニーズと日本社会:2】1987年・光GENJIとアイドル冬の時代...
読者限定
【ポピュラー文化の余白:26-05-01】インドネシア・no naの新...
読者限定
【社会時評】アメリカが自ら降りていく──覇権喪失の時代に日本は何を見て...
読者限定
【ジャニーズと日本社会:1】『金八先生』とTBS「桜中学シリーズ」の1...
読者限定
【ポピュラー文化の余白:26-04-25】──二瓶有加の素晴らしい「ひ...
読者限定
【自己紹介】ニュースからはみ出したところで──ここでなにを書いていくか...